2021-04-22 第204回国会 参議院 環境委員会 第7号
四国山地のツキノワグマの保護には、まず科学的調査の実施と、それに基づく効果的な保護活動、拡大造林時の植林被害の経験から害獣というふうに意識している住民もまだ少なからずおりますが、そういった住民の意識の改革とか、あるいは、人工林から天然林への転換をパッケージとして政策を進めていって環境を整えるという必要があると思います。
四国山地のツキノワグマの保護には、まず科学的調査の実施と、それに基づく効果的な保護活動、拡大造林時の植林被害の経験から害獣というふうに意識している住民もまだ少なからずおりますが、そういった住民の意識の改革とか、あるいは、人工林から天然林への転換をパッケージとして政策を進めていって環境を整えるという必要があると思います。
鳥獣害という、害獣、害を及ぼす動物というふうに扱われておりますけれども、もともと自然の中で生息して、人間が生態系をいじったものですから、そこにお互いに利害が生まれてしまったということでありますから、大所高所からこの辺についてはまた議論を進めていければと思っております。
象というのは、地元の方、地元というかアフリカの方にとってはある種の害獣でして、ああいう大きい野生生物がいきなり畑を踏み荒らしたりすると大変な被害が出るわけでして、地元の方にとってはある種の害獣なんですが、ただ、そこから経済的利益が得られる、例えば象牙を国際的に取引をしてお金が入ってくるということであれば、保護のインセンティブもむしろ生まれるわけなんですけれども、ただ、一方で、欧米の過激な環境保護派が
今、日本各地でこの放置竹林が問題となっていて、竹林というのは、低い樹木を枯れさせて周囲を竹林化させてしまうということで、水源涵養とか土砂の崩壊防止、二酸化炭素吸収などの機能低下、それからイノシシなどの害獣への餌場、隠れ場所となるということで、非常に危惧されております。竹は、縦に根が生えるのではなくて横に根が生えますので、特に傾斜地では崖崩れの危険性を高めるというふうに言われております。
あと、これに付随する鹿などの害獣による悪影響であります。 次に移らせていただきたいと思います。 次のページ行きますと、まず、里地里山というのはどういうものがあるかといいますと、こちらの、ちょっと田舎の方に行けば、自然に慣れ親しんだような環境というのが、懐かしいような環境があると思います。
今トヨタの話出たんですが、トヨタさん、たしか害獣の処理をする機械、開発して持っていらっしゃるんですね。長野県かどこか、ジビエの食品化の機械、トヨタさんは開発したんです。他の農機メーカーにはない機種ですよね。だから、トヨタさんが新規参入してそういうものをやったらいいんじゃないのかなと思ったりするんですけれども、その辺、今、愛知県におられて、そういう期待感はトヨタから感じませんか。
例えば、赤外線カメラなどを装備したドローンを山林上空に飛ばして、鹿や猿、イノシシなどの居場所を把握して、害獣の撃退につなげるなど、鳥獣被害の対策に取り組んでいる自治体もあると聞きます。 また、横浜市は、大口径、大きな太い下水管の中でドローンを飛ばして、老朽化した管の場所を素早く見つける実証実験、こういったことを始めたそうであります。
それから、ニホンジカなどの獣害、獣害は温暖化の影響だけではないのですが、そういった獣害もありますし、また、何といっても、北関東は元々災害の少ない地域ではあったんですが、例年のように最近竜巻や突風といった、これまで想定し得なかったような災害が多発するようになりまして、温暖化については私も危機感を抱いております。
○伊東副大臣 害獣駆除、私の地元北海道でもエゾシカがたくさんふえておりまして、大変に苦労しているところでございます。 現在、森林管理署が実施しております国有林野事業の鹿捕獲事業と自治体が実施する害獣駆除につきましては、相互に連携して実施されることが望ましいわけでありますが、事業の発注を一体的に行うことについては難しい面があると承知しております。
もう一点、害獣駆除なんです。 私は、何年か現場を離れていた、六年ぐらい離れていたという人が久々に害獣の対策の部署に戻りましたら、わずか数年の間で状況が一変していた、被害がウナギ登りに上がって追いつかないぐらいで大変だということで、先日、現場で働いている方にもお話を伺ったわけであります。
人と自然が共生する社会、すばらしいことですし、また、害獣の被害は今甚大でございますから、そういった駆除も必要になってくると思っております。 しかし一方で、鹿とイノシシを大量に処分してしまうことがなぜ人と自然が共生する社会の実現なのか、不可解に思われる面もなきにしもあらずでございます。 そこで、私なりに考えました。このように考えることもできるのかなと思っております。
ゼニガタアザラシは絶滅危惧種に指定されていますけれども、私たち北海道民にとっては、貴重な水産資源を傷つけるアザラシでもありますし、えりもや道東部の漁業者にとっては、トドやオットセイと並んで、いわゆる害獣とも言われているわけであります。
でも、それは、例えば我が徳島県で、「「害獣捕獲費」町の財政圧迫 年々膨らみ補正で対応」、この十年間で被害が倍になっておるんですよ。二年、三年前に対応した、あるいは、今審議会を組んで、去年の十一月にやってこの秋に出す。こんなばかな話がどこにありますか。それで答えられるんだったら答えてください。
これが害獣ということで、かわいそうなことに駆除の対象になってしまうなんということが私はあっていいのかなと思うんです。 ですから、もう抜本的に、こういった今のまさに森林の現況に鑑みて、真ん中から上、真ん中から下は別の世界にして、分けて対応していくという措置をぜひやっていただきたいと思いますけれども、この点について御見解をお伺いします。
これは、私は、とった害獣を有効利用していくというスタンスに立たなければ無理だろうというふうに思っています。そういった中で、今回の事業の中で加工処理施設が盛り込まれているわけでございますけれども、これは積極的に進めていただきたいということがあります。
それに加えて、特に今の農林水産業におきましては、先ほどの害獣というんですか、対策も含めまして、あるいは私の地元で先般起こりましたウズラの鳥インフルエンザの問題も含めまして、日々の経営努力をしているにもかかわらず、突然やってくるいわゆる天災、自然災害、病原害虫というんですか、そういう被害に対する対策も非常に重要ではないかというふうに私は認識をしております。
岩手で使われるか、我々だと山が下りてくると言うんですが、だんだんだんだん下の方にということになってまいりますので、今イノシシやらシカやらいろいろ、害虫駆除とか害獣とかいろんな表現で陳情がよく来る地域に、昔じゃ考えられなかったようなことになっておる地域すらありますので、そういった状況を考えますと、我々としては、そういった地域に少なくとも何らかの形で人が行くような形、また、先ほど、石破大臣の言葉を借りれば
クマにしてもイノシシにしても、自然との共生として、環境関係者側からすれば保護管理ということになるわけですが、農林業関係者からすれば害獣、いわゆる駆逐、駆除という対象になりがちであります。
○鴨下国務大臣 二つの難しい命題があるわけでありまして、一つは、農林業の関係者からすると、先生おっしゃるように、ある意味で害獣であるわけでありますけれども、生物多様性から見ればこれはもしかすると重要な問題なんだろうというふうに思って、この二つの命題をどうするかという話を私はいただいたんだろうと思います。
先生おっしゃるように、生物多様性の中には生態系というものもありますから、かつてはある意味でバランスがとれていたところがなかなかうまくいかないというのと、今おっしゃるように中山間地の里山だとか何かの管理が行き届かないというようなこととのバランスもあるのかもわかりませんが、これは我々にとっては大変重い課題でありますし、環境省としてはそれなりに、生物多様性をきちんと踏まえた上での害獣をどういうふうに扱うかというようなことでありますけれども
中山間地域に住んでおられる地元の方々から害獣の被害について本当によく聞かされます。イノシシとか猿が農作物を食い荒らす、そしてまた、植林した苗木や下草をニホンジカが食い散らかす、また、カワウがアユなどの川魚を食べて困る、こういう声が内水面の漁業者からよく聞かされております。
他方、中部から東北におきましては、むしろツキノワグマの被害ということで、害獣ということで駆除しているという現況もございます。日本の保護対策ということでは、確かに地域個体群、つまり中国・四国地域では保護すべき必要があるという先生の御指摘だろうと思います。 そういう中では、私ども、少なくとも西日本の十七県におきましては、環境大臣が捕獲禁止という措置を鳥獣保護法で指定しております。
きょうは、特に海獣類の専門である羽山先生がお見えになっていますので、私自身はこの問題についてこれ以上触れませんが、私なりにこの問題を考えますと、この問題の根本には、いわゆる害獣、益獣論という形での人間中心の考え方が依然残っているというふうに指摘せざるを得ません。人間の生活にとって有害なものはできるだけ排除し、影響の少ない状態に置こうという考え方が根底に流れているように思えてならないからです。